京都 遺跡発掘調査 有限会社京都平安文化財 調査のながれ

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過去の発掘遺跡紹介

宇治市街遺跡

所  在 宇治市宇治妙楽160番21他
調査期間 H19/04~H19/05
発掘面積 165㎡

乙方遺跡について

 乙方遺跡は、弥生時代から古墳時代にかけての集落遺跡と江戸時代の瓦窯跡に伴う遺物が多く出土したことが、過去の発掘調査で発見されています。

発掘調査の内容

時  代 発掘した遺構
平安時代 庭園跡(12世紀頃)、柱穴
江戸時代 方形石組施設、町屋の区画溝、井戸
時  代 発掘した出土品
平安~江戸時代 土器
江戸時代 茶臼や曲物などの木製品

発掘調査の成果

 今回の発掘調査で発見された平安時代の庭園について、宇治市歴史資料館は「底に礫を敷き詰めた池の洲浜で、東が若干高くなっていることから、西が池の内側と考えられる。また、東と西では敷かれた礫の大きさが異なり、西側の土が東側に比べてより青みを帯びていることから、その境が池の岸辺であった可能性が高い。以上の事柄と既往の発掘成果を対照させると、過去に発見された庭園跡と同様に、この池も貴族の別業に付随する庭園の一部と考えられる。」と発表しています。
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宇治市歴史資料館「宇治市街遺跡(妙楽160-21)発掘調査発表資料」より

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