文化財は国民共有の貴重な歴史的財産です。
その文化財のなかでも、未だ土中に眠る「埋蔵文化財」は、土地の開発や宅地化の際に、適切な調査をおこなうことが文化財保護法により義務付けられています。また、近年、埋蔵文化財への関心か高まっており、遺跡や出土遺物の有用な研究及びその公開か期待されています。
弊社は、各地の埋蔵文化財の適切な発掘調査・測量調査をはじめとして、その成果の整理や報告をおこなうことで、埋蔵文化財の研究や保護・保存を図り、広く社会に寄与することを目的として設立しました。
「この法律は、文化財を保存し、且つ、その活用を図り、
もつて国民の文化的向上に資するとともに、世界文化の進歩に貢献することを目的とする。」
文化財保護法第一条(この法律の目的)
埋蔵文化財とは、未だ土中に埋蔵されている文化財のことで、埋蔵文化財の存在が知られている土地のことを埋蔵文化財包蔵地といいます。この埋蔵文化財包蔵地を開発する際には、文化財保護法九十三・九十四条により、当該地の教育委員会への届出が義務付けられており、遺跡の現状保存ができない場合には、原則事業者負担により適切な発掘調査をおこなわなければなりません。
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京都の埋蔵文化財包蔵地マップ
埋蔵文化財の発掘調査は、建設業とは異なり材料費・機械費等の費用割合が低く、作業の大半を人力で遂行していくために、委託費の約80%以上が人件費となります。
そこで、弊社は他調査機関に比べて労務外注率を低く抑えることで、同じ設計数量であっても予算を抑制した調査を実施することができるようにしています。
また、開発計画に伴う埋蔵文化財発掘調査で最も重要なことは、調査した成果を記録し、活用を図ることです。そのためにも記録作業は慎重かつ正確に進行していかなければなりません。弊社ではデジタル技術の向上に努めており、写真計測・画像解析・電子平板測量技術を活用して、これまで手作業でおこなわれていた記録分野の効率化とそれに伴う労務費率の節減を実現しております。
このように、弊社では専門技術力・状況対応力を高めて、開発事業主の皆様の良きパートナーとなれるよう日々心掛けております。
下記エリアでの開発事業に伴う 遺跡発掘調査が必要な際は まずはご相談ください。
(京都市・宇治市・城陽市・八幡市・京田辺市・木津川市・向日市・長岡京市他)
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