京都 遺跡発掘調査 有限会社京都平安文化財 調査のながれ

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測量調査

 埋蔵文化財の発掘調査のとき、写真や日誌類のほかに調査対象を計測して図化する記録方法があります。その作業を「測量」といいます。
 また、古墳や城跡などの露出遺跡は、発掘せずに現状を記録する測量調査をおこなうこともしばしばあります。

測量調査の方法

電子平板測量

image  トータルステーションとコンピュータ(ノートパソコン)をブルートゥースで接続して、トータルステーションで測った側点を即座にコンピューターに移します。そうすると、コンピューターの製図ソフト、AutoCAD LTの画面上に側点が表示され、従来の平板測量と同様に、その場で結線したり、編集することができるのです。
 その場で図化できるので、効率的で正確性も追及できます。
 主に、調査区全体の測量や、遺構の測量、単純な土層断面の測量に用います。

写真測量

image  デジタルカメラで対象物を複数カット撮影し、コンピューター上で焦点距離の差やカメラレンズの歪み等を補正し、対象物の精密な平面(あるいは立面)の画像を作成します。その画像をトレースして、必要な平面図(あるいは立面図)を作成します。
 主に、遺物の出土状況の測量や、石組み・集石遺構などの複雑な遺構の測量、土層断面の測量に用います。

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