所 在 |
宇治市菟道丸山地内 |
ご協力企業 |
睦備建設株式会社 様 京阪電鉄不動産株式会社 様 |
調査期間 |
H19/11~H20/3 |
発掘面積 |
250㎡ |
宇治川護岸遺跡(太閤堤)について
乙方遺跡発掘調査実施中に発見された、大規模な石積み護岸遺構は、豊臣秀吉が文禄(1594)から造営を開始した「太閤堤」に関連する治水遺跡であり、わが国の本格的な河川治水の開始期と考えられています。
発掘調査の内容
時 代 |
発掘した遺構 |
安土桃山時代 |
石積み護岸遺構(太閤堤)・石出(いしだし) |
発掘調査の成果
今回の発掘調査では、乙方遺跡で発見された護岸遺跡について、南側への延長を確認するため、既発掘調査地より南60mを掘削し、既調査地と同様に石積み護岸と石出を見つけました。
宇治市歴史資料館は「今回の調査で護岸遺跡が上流に向かって続き、場所によっては護岸造成形式が異なり、治水技術の高さが確認された。」と発表されています。
宇治市歴史資料館「宇治川護岸遺跡(太閤堤)延長部現地説明会資料」より