有限会社京都平安文化財 興戸遺跡 現地説明会 

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現地説明会

興戸遺跡第18次発掘調査現地説明会

開催日時 すでに終了しております
2015年4月11日 13:30~15:00
所 在 京都府京田辺市興戸塚ノ本 【map】
こちらから現地説明会の資料をダウンロードできます(1.08MB)→PDFダウンロード

今回の発掘調査について

 今回の発掘調査で、5世紀後半の古墳が確認されました。
 古墳は一辺約30mの方墳で、葺石で覆われ、埴輪が樹立していたことがわかりました。
 10世紀頃に墳丘上部は削平されてしまっていますが、古墳の周囲の周濠からはたくさんの円筒埴輪片が出土しており、形象埴輪も数点確認できます。また、残存している墳丘裾部分には葺石が丁寧に葺かれていた様子も見ることができます。
 これまで、同時代の遺構は周辺であまり確認されておらず、古墳に関していえば、興戸古墳群という4世紀の古墳が数基、近くの丘陵上に点在していますが、5世紀の興戸遺跡において平地で古墳が築かれていた事実は、新発見となります。
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    北西角 葺石検出状況
    (写真右中央:周濠内に櫂状木製品)  

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    東辺 葺石検出状況 
      

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    出土した円筒埴輪

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    出土した円筒埴輪

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    円筒埴輪復元イメージ図

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    墳丘復元イメージ図

現地説明会の様子

 前後の平日はお天気が不安定でしたが、現地説明会当日はお天気に恵まれ、気温も上がったので、170人を超えるたくさんの方にお越しいただけました。
 近隣の住人の方々にも興味をもっていただけたようで、お子様連れでおみえになったり、小中学生のお子様だけで来られている様子もみられました。
 また、遺物の展示ブースや調査地内でも熱心にスタッフへ質問されたり、メモをとる様子も多くみられ、たくさんの方々が当調査に関心を寄せてくださっていることがわかり、弊社としては大変嬉しい限りでした。
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